愛の御使いは婚約破棄を許さない

著者:江葉

「フロレンティナ・ローゼライト公爵令嬢!貴様との婚約を破棄する!」
夜会でそう叫んだのはこの国の第一王子、バイデン。
しかしフロレンティナは彼と婚約どころか会ったことも数えるほどだった。

どこかで見たことのある光景に貴族たちはまたか……と王家に見切りをつける。
フロレンティナの母親は、かつてバイデンの父親である国王と婚約していたが、夜会で婚約破棄された過去を持っていたのだ。
そして父親は、そんな彼女にずっと愛を誓っていた男だった。
サティーナを泣かせたら決闘だと男同士の約束を容易く破り、さらには息子まで。
愛のために生き、愛のために行動する男は、愛する娘のために復讐を決意した。

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