婚約者である王子の心の声が聞こえて悶絶しています

著者:たなか

私は公爵家令嬢セシル・ダン・マルテル。

そして、ダニエル王子の婚約者。

数か月前から王子にルイズという男爵令嬢が近づくようになった。

王子もまんざらではないのか特別距離を取ろうとはしていない。

時には私の前では見せたことのない笑みを浮かべている。

とっくに私から心は離れていたということだろう。

私から見てもルイズは可愛らしく愛嬌がある。

これはそのうち婚約解消されかねないなどと思っていた矢先

王子の心の声が聞こえるようになった。

ここ数日間、私は、その心の声に悶絶している。

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