【WEB版】影の英雄の日常譚 ~勇者の裏で暗躍していた最強のエージェント、組織が解体されたので、正体隠して人並みの日常を謳歌する~

【8/5】KADOKAWA エンターブレイン様より書籍版2巻(書き下ろし収録!)が発売!
 書籍版は書き下ろしや設定臭など、web版と比べて色んなものを追加しています!

 暗殺、護衛、諜報、捕縛――。
 王国の暗部である「機関」のエース、トゥエイトは、国のため、あらゆる汚れ仕事を請け負い、勇者の魔王討伐を影から支えた。

 トゥエイトはやがて勇者以上の功績を残し、知る人ぞ知る「影の英雄」となる。
 しかし魔王討伐が果たされた後、機関の解体が決定した。

 解体に際し、トゥエイトは上司から進路を相談される。
 幼い頃に機関に拾われてからというもの、一度も平凡な日常を歩んだことのないトゥエイトは、「人並みの日常を謳歌したい」と告げた。

 後日。トゥエイトは上司の勧めで、王国最大の学び舎であるビルダーズ学園に入学することになった。
 そこで待っていたのは、求めていた人並みの日常と、一癖も二癖もある学友たちだった。

 魔王が討伐されても、世界が平和になったわけではない。
 魔王の遺産。敵対する組織。そして自国の膿。
 王国にはまだまだ戦の種がある。

 魔王討伐。
 それはあらゆる脅威を孕んだ、不安定な時代の幕開けだった。

 求めていた日常は、気を抜けばあっという間に崩れ落ちる。

 これは元"裏"の世界の住人でちょっと不器用な少年が、目の前の日常を守るために、戦って、抗って、精一杯生きようとする物語。

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