貰ったスキルがゴミなのでクレームつけたら──スキルの女神様に「一昨日(おととい)来やがれッ!」とキレられたんだけど! かわりに、スキル『一昨日に行く』が使えるようになりました。

著者:LA軍

『スキル』が2つ貰える世界にて──。

パッとしないスキルを所持していた【盗賊(シーフ)】のレイル。
彼は成人の日に貰える、二つ目のスキルに期待していた。

それというのも、生まれつきの貧弱なスキルのせいで、お情けでしかパーティを組んでもらえず、万年Dランクの冒険者のまま。
だが、そんなレイルも成人の日の「スキル授与式」で、新しいスキルを貰えば何かが変わると期待していたが────……。

『──レイル・アドバンスに『手料理』のスキルを授けましょう』
「……て、『手料理』?! ほ、他のモノで、おなしゃーす!」

微妙過ぎるスキルにクレームをつけると、女神様が大激怒。

『……ざっけんなクソガキぃぃいい!! テメェにやるスキルはねぇ────!』

   一昨日(おととい)来やがれッ!!

前代未聞の女神ブチ切れ事件を起こしたレイルは、全冒険者から嫌われることに。
……しかし、スキルは貰えなかったわけではなかった!!

女神のミスか、
それとも必然か…………。

  スキル『一昨日に行く』

ステータス画面に踊るそのスキルを見たとき、レイルの人生が大きく動き出す。

────これは、何一つ手に入れられなかった冒険者の青年が、
スキル『一昨日にいく』を使うことで機転と工夫を凝らして最強に成りあがる物語……。

ジャンル別ハイファンタジー5位 2/8

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