ボッチな俺の理解者は、神待ちギャルのアイツだけ

著者:サンボン

 俺……“池田塔也”は、高校一年の時のある事がきっかけで、今では学校中の嫌われ者だ。

 今日もクラスの連中からは嘲笑と侮蔑の視線を向けられ、廊下を歩けば学年問わず生徒達からヒソヒソと噂を立てられ、この学校のどこにも俺の居場所はなかった。
 じゃあ、家に帰れば居場所があるのかと言われれば……実家にも居場所がないため、遠く離れて安アパートで独り暮らしをしている最中。

 そんな安アパートに帰った俺は、SNSの掲示板で、たまに見かける一つのメッセージが目についた。

『マジ優しい神様募集! 今、神谷駅にいるよ☆彡』

 放っておけばいいのに、その時の俺はそのメッセージが何故か頭から離れず、気がつけば、俺は部屋を出て書き込みにあった場所……神谷駅に来ていた。

 すると、駅前でニヤついたサラリーマンのオッサンに絡まれる同じ高校の制服を着た女子高生がいた。
 よせばいいのに、俺はそのオッサンを追い払い、女の子に声を掛けてみると。

「大丈夫か……って!?」
「ありがと……って、ゲッ!?」

 その女子生徒は、俺とは別の意味でうちの学校で有名なギャル——“萩月しゆの”だった。

 これは、あらぬ噂で居場所を失った主人公が、拾った可愛いギャルによって救われる、そんな物語。

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