中村くららの小説一覧

小説家になろう

5年、貴方を縛らせて。

「貴女は何もしなくていい。俺は貴女に何も求めない」 結婚式の日に夫から告げられた言葉。 たった1年の結婚生活は白い結婚で終わった。 それでも私は彼が好きだった。 だから病気で死ぬ間際、彼に願った。 「5年、再婚しないで下さい」 せめて少しの間。たとえ恨まれても、彼を私に縛り付けておきたかったから。....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

私の魔法使い

――良い魔法使いは、わたしのところには来てくれない。 ソフィは幼い頃に両親を事故で亡くし、伯爵である伯父に引き取られた。けれどそこで酷い扱いを受け、伯父一家から逃れるように、14歳から住み込みの女官として王宮で働いている。 17歳になった今、ソフィは平民の身分でありながら王妃の化粧係に抜擢されてい....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

『君を愛することはできない』と言われたので猫を愛でることにしました。〜可愛い黒猫さんをもふもふしていたら、あら? 旦那様のご様子が……?

☆後日談を追加しました☆ 「すまないが、君を愛することはできない」 結婚式の直後、リゼットは新婚の夫アルベールからそう宣言された。 妹に婚約者を寝取られ、厄介払いされるようにリゼットが嫁いだ相手は、『人嫌い』『鉄仮面公爵』などと呼ばれるワケアリの王弟公爵アルベール。 その宣言どおり、アルベールは....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

公爵令嬢アルベルティーヌはぶっ潰す!

『君の婚約者は、三日後の卒業パーティーで婚約破棄を宣言するつもりだ』 公爵令嬢アルベルティーヌの頭の中に、突如、未来を知っているという謎の男の声が響いた。 アルベルティーヌの婚約者、第一王子セドリックは、一ヵ月前からアルベルティーヌを避け、愛らしい容姿の男爵令嬢ララを侍らせている。 「真実の愛....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

出涸らし聖女は恋なんて夢見ない

40歳のニーナは、平民出身の歴代最高齢聖女。 ほとんどの聖女が二十代半ばまでに結婚又は魔力量の減少で引退する中、膨大な魔力量ゆえに引退することが許されず、ついに40歳の大台に乗ってしまったのだ。 16歳で聖女の認定を受けてから24年、膨大だった魔力量もさすがに減少し、ニーナを「聖女としても女としても....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

聖女はポーカーフェイスで城を焼く

感情が天候に作用するという、稀有で強力な異能を持って生まれた少女。 幼い頃に城に連れて来られ、聖女の肩書きを与えられた少女は、その力を国に利用され続け、次第に心を失っていく。 人と交わらず、感情を動かすことなく、淡々と過ごす日々を変えたのは、新しく配属された護衛騎士だった。 陽気な騎士は、辛抱強く少....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

お兄様と呼ばないで

あぁ、またか。 貼り付けた笑みの裏で、リーリアはそっと溜息をつく。 目の前の婚約者は、その端正な顔に甘い微笑みを浮かべている。 けれどその瞳に映るのはリーリアではない。 婚約者の視線の先にいるのは、いつだって彼の「妹」なのだ――。....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

【電子書籍化】退屈王女は婚約破棄を企てる

☆2022.7.21 ミーティアノベルス様より電子書籍化して頂きました。 「婚約を破棄致します」  庭園の東屋で、フローラは婚約者に婚約破棄を告げる。  ほんの二週間前、「婚約破棄してみようかしら」などと口にしたのは、退屈しのぎのほんの戯れだったはずなのに――。  末っ子の第四王女フローラは、お....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

亡き聖女に捧げるおにぎり

『おにぎり聖女の最期』の後日譚。 王子視点です。 後悔を抱えながら前に進もうとするお話。 ※この作品単体でもお読み頂けますが、できれば先に『おにぎり聖女の最期』をお読み頂けると嬉しいです。なぜなら、盛大にネタバレするからです……。....
著者 : 中村くらら
小説家になろう

おにぎり聖女の最期

聖女として異世界に召喚されて五年。 瀕死の私を見下ろすのは、婚約者である第三王子と、その恋人と噂される侯爵令嬢だった……。 ※感想欄をご覧になるとネタバレのおそれがあります。ご注意下さい。 ※なろうラジオ大賞2応募用に1000文字以下で書いた掌編です。 ....
著者 : 中村くらら