小説家になろう 人魚姫は泡になって消えました~偽の聖女が王子様に見初められたので、真の聖女はいらなくなりました~ 「是非とも聖女を我が妃に」 そう言って、教会の扉をたたいたのは第二王子ヴァリス。 彼は、幼いころに自分を助けてくれた聖女を妻に迎えたいと言って、花束を差し出した。 その知らせに花束を受け取った聖女カミラだけでなく、教会の人々も喜びの声を上げた。 ただ一人、教会の奥深くで隠すように育てられ.... 著者 : 木崎優 2023.02.01 小説家になろう
小説家になろう 地味だからと婚約破棄されたので、我慢するのをやめることにしました 「いい加減お前にはうんざりだ」 そう言ってはじまった、婚約者による婚約破棄。 華やかさも色気もないと言われたけど、それには理由がある。 私の母親は毒花と呼ばれるような女性だった。だからお父様は同じようにはなるなと言って、私にお洒落を禁じた。 だけどそれで婚約を破棄され、お父様にも「あの女の娘のくせ.... 著者 : 木崎優 2022.07.20 小説家になろう
小説家になろう 卑しい聖女だからと国外追放されたけど、追放した本人がついてきた 元々は孤児だった私が、聖女として迎えられてから十年が経った。 神に祈りを捧げる聖女の儀まで後半年というところで、婚約者であるリオン殿下に呼び出される。 そうして玉座の間に向かった私を待っていたのは、私を苛めていた令嬢と、彼女の横で親しげに立つリオン殿下だった。 「聖女とは名ばかりの卑しい娘め! .... 著者 : 木崎優 2022.07.13 小説家になろう
小説家になろう なんでも思い通りにしないと気がすまない妹から逃げ出したい~魔術師の弟子に求婚したら溺愛されました~ 「君には大変申し訳なく思っている」 私の婚約者はそう言って、心苦しそうに顔を歪めた。「私が悪いの」と言いながら瞳を潤ませている私の妹アニエスの肩を抱きながら。 アニエスはいつだって私の前に立ちはだかった。 これまで何ひとつとして、私の思い通りになったことはない。すべてアニエスが決めて、両親.... 著者 : 木崎優 2022.07.07 小説家になろう
小説家になろう 私のお見合い相手が能面王子でした 王家から是非にとお願いされて参じた見合いの席。 そこにいたのは、能面な第二王子だった。 .... 著者 : 木崎優 2022.06.29 小説家になろう
小説家になろう 婚約破棄ですか。お好きにどうぞ シェリル・アンダーソンは侯爵家の一人娘として育った。病弱だった母親が息を引き取るまでは。 母親が亡くなってから一年が経った頃、父親が新しい妻と、そしてシェリルと一歳しか違わない娘を家に連れてきた。 これまで苦労させたから、と継母と妹を甘やかす父。これまで贅沢してきたのでしょう、とシェリルのもの.... 著者 : 木崎優 2022.06.17 小説家になろう
小説家になろう 毒姫ライラは今日も生きている エイシュケル王国第二王女ライラ。 だけど私をそう呼ぶ人はいない。 毒姫ライラ、それが私を示す名だ。 ひっそりと森で暮らす私はこの国において毒にも等しく、王女として扱われることはなかった。 そんな私に、十六歳にして初めて、王女としての役割が与えられた。 それは、王様が愛するお姫様の代わりに、暴君と.... 著者 : 木崎優 2022.06.10 小説家になろう
小説家になろう 高貴な聖女が現れたので、孤児上がりの聖女はいらなくなりました? 聖女として長年国に仕えてきたエミリア。王太子の婚約者で、王太子妃になるのも間近だった。 だが半年ほど前に新しい聖女が現れた。孤児院育ちのエミリアとは違う、由緒正しき生まれで、初代聖女と同じ癒しの力を持つ聖女が。 婚約者を変えたほうがいいのでは――そんな声が聞こえるようになってはいたが、それで.... 著者 : 木崎優 2021.06.09 小説家になろう
小説家になろう 死んでからが本番です かつて王子の婚約者でもあったセシリアは、謂れのない罪を着せられ、処刑される。 赤く染まりゆく視界の中で、叫び声や怒声、そして婚約者だった男の「殺せ!」という声が響き渡った。 前世で相手を虐げた――覚えてさえいない恨みによって、セシリアは涙を零すことも、声を出すこともできない体になっていた。 死んで.... 著者 : 木崎優 2021.02.04 小説家になろう
小説家になろう 人生七回目、さすがにもう疲れたので好きに生きます 公爵令嬢クラリスは人生を繰り返している。始まりはいつも五歳からで、終わりは十六歳。 婚約者のハロルドに婚約破棄を言い渡されたその場で、意識が途切れる。 毎回毎回ハロルドの横には同じ令嬢がいた。 彼女に取られないように努力したクラリスだが、結果は変わらない。 そうして繰り返すこと六回目。お決まりの婚.... 著者 : 木崎優 2020.06.18 小説家になろう