木崎優の小説一覧

小説家になろう

人魚姫は泡になって消えました~偽の聖女が王子様に見初められたので、真の聖女はいらなくなりました~

「是非とも聖女を我が妃に」  そう言って、教会の扉をたたいたのは第二王子ヴァリス。  彼は、幼いころに自分を助けてくれた聖女を妻に迎えたいと言って、花束を差し出した。  その知らせに花束を受け取った聖女カミラだけでなく、教会の人々も喜びの声を上げた。  ただ一人、教会の奥深くで隠すように育てられ....
著者 : 木崎優
小説家になろう

地味だからと婚約破棄されたので、我慢するのをやめることにしました

「いい加減お前にはうんざりだ」 そう言ってはじまった、婚約者による婚約破棄。 華やかさも色気もないと言われたけど、それには理由がある。 私の母親は毒花と呼ばれるような女性だった。だからお父様は同じようにはなるなと言って、私にお洒落を禁じた。 だけどそれで婚約を破棄され、お父様にも「あの女の娘のくせ....
著者 : 木崎優
小説家になろう

卑しい聖女だからと国外追放されたけど、追放した本人がついてきた

元々は孤児だった私が、聖女として迎えられてから十年が経った。 神に祈りを捧げる聖女の儀まで後半年というところで、婚約者であるリオン殿下に呼び出される。 そうして玉座の間に向かった私を待っていたのは、私を苛めていた令嬢と、彼女の横で親しげに立つリオン殿下だった。 「聖女とは名ばかりの卑しい娘め! ....
著者 : 木崎優
小説家になろう

なんでも思い通りにしないと気がすまない妹から逃げ出したい~魔術師の弟子に求婚したら溺愛されました~

「君には大変申し訳なく思っている」  私の婚約者はそう言って、心苦しそうに顔を歪めた。「私が悪いの」と言いながら瞳を潤ませている私の妹アニエスの肩を抱きながら。  アニエスはいつだって私の前に立ちはだかった。  これまで何ひとつとして、私の思い通りになったことはない。すべてアニエスが決めて、両親....
著者 : 木崎優
小説家になろう

私のお見合い相手が能面王子でした

王家から是非にとお願いされて参じた見合いの席。 そこにいたのは、能面な第二王子だった。 ....
著者 : 木崎優
小説家になろう

婚約破棄ですか。お好きにどうぞ

 シェリル・アンダーソンは侯爵家の一人娘として育った。病弱だった母親が息を引き取るまでは。  母親が亡くなってから一年が経った頃、父親が新しい妻と、そしてシェリルと一歳しか違わない娘を家に連れてきた。  これまで苦労させたから、と継母と妹を甘やかす父。これまで贅沢してきたのでしょう、とシェリルのもの....
著者 : 木崎優
小説家になろう

毒姫ライラは今日も生きている

エイシュケル王国第二王女ライラ。 だけど私をそう呼ぶ人はいない。 毒姫ライラ、それが私を示す名だ。 ひっそりと森で暮らす私はこの国において毒にも等しく、王女として扱われることはなかった。 そんな私に、十六歳にして初めて、王女としての役割が与えられた。 それは、王様が愛するお姫様の代わりに、暴君と....
著者 : 木崎優
小説家になろう

高貴な聖女が現れたので、孤児上がりの聖女はいらなくなりました?

 聖女として長年国に仕えてきたエミリア。王太子の婚約者で、王太子妃になるのも間近だった。  だが半年ほど前に新しい聖女が現れた。孤児院育ちのエミリアとは違う、由緒正しき生まれで、初代聖女と同じ癒しの力を持つ聖女が。  婚約者を変えたほうがいいのでは――そんな声が聞こえるようになってはいたが、それで....
著者 : 木崎優
小説家になろう

死んでからが本番です

かつて王子の婚約者でもあったセシリアは、謂れのない罪を着せられ、処刑される。 赤く染まりゆく視界の中で、叫び声や怒声、そして婚約者だった男の「殺せ!」という声が響き渡った。 前世で相手を虐げた――覚えてさえいない恨みによって、セシリアは涙を零すことも、声を出すこともできない体になっていた。 死んで....
著者 : 木崎優
小説家になろう

人生七回目、さすがにもう疲れたので好きに生きます

公爵令嬢クラリスは人生を繰り返している。始まりはいつも五歳からで、終わりは十六歳。 婚約者のハロルドに婚約破棄を言い渡されたその場で、意識が途切れる。 毎回毎回ハロルドの横には同じ令嬢がいた。 彼女に取られないように努力したクラリスだが、結果は変わらない。 そうして繰り返すこと六回目。お決まりの婚....
著者 : 木崎優