桜瀬彩香の小説一覧

小説家になろう

マリエルラビは、野生化した聖女である

マリエルラビは、拾ってくれた養父母に育てられ医師になった。 ある日、疲労困憊して帰ってきたマリエルを呼び止めたのは、もう二度と会うこともないと思っていたかつての婚約者。聖女召喚の不始末の責任を取らされて幽閉されている筈の、帝国の王子だった。 「オスカードイルは、聖女を野生に帰したい」 「スタンキン....
著者 : 桜瀬彩香
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スタンキンホロウは、聖女を野生に帰した

スタンキンホロウには、年下の幼馴染がいる。 儚げで可憐なマリエルに、スタンキンは恋をしていた。 だが、そんな幼馴染は、聖女として召喚したくせに、マリエルの記憶を封じて追い出した国に戻ろうとするのだ。 「オスカードイルは、聖女を野生に帰したい」のスピンオフとなりますが、こちらだけでも読めます。....
著者 : 桜瀬彩香
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オスカードイルは、聖女を野生に帰したい

オスカードイルは、婚約者から婚約の解消を提案されていた。 理由は、半年前にこの国に召喚された聖女のことばかりを見ていて、婚約者との約束を守らなくなったから。 それは確かに間違いではなかったが、オスカーにはどうしても婚約を解消出来ない理由があった。....
著者 : 桜瀬彩香
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ウィームの不思議な物語集

見知らぬ橋の向こうや、霧の日の森の奥、もしかしたら箪笥の中や、駅のいつもはない筈のホームからうっかり乗り込んでしまった列車の向かう先にある、ウィームという街の小さな物語集。 魔術の豊かな土地で暮らす人々と、人ならざる者達とのお話です。 一話完結なので、薬の魔物を知らなくても読んでいただけます!....
著者 : 桜瀬彩香
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刺繍の魔女と王様のタルト

その夜、リーフェットは針の魔女として処刑台に上げられていた。家族からは冷遇され続け、婚約者には利用された。おまけに、ここでリーフェットを殺すのは初恋の人だという。 あんまりな運命に、従順たれと教え込まれてきたリーフェットもとうとう決心する。 死んで堪るものか。絶対にここから逃げ出し、今度こそ幸せにな....
著者 : 桜瀬彩香
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イルベルタは明かりを落とした

イルベルタは、詩篇の庭園に住む魔法使いだ。 ある日、陰気な様子から夜の声と呼ばれる魔法使いが、どこかの戦場から移住してきた。 誰もが才を認める魔法使いだったイルベルタは、一つの仕事を切っ掛けにして夜の声に助けられ、その日以降、恋をしたイルベルタはすっかり魔法が使えなくなってしまった。 ※後日、別視....
著者 : 桜瀬彩香
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長い夜の国と最後の舞踏会

ディアは、家族を喪い王宮で育てられた公爵令嬢だ。 婚約者である第一王子から婚約破棄を伝えられたディアは、愛する人が、数日後に迫った舞踏会で自分を殺そうとしていることを知っていた。 これは、長い夜の国の王宮で、何不自由なく一人ぼっちで生きてきたディアが、自分の心をずたずたにした者達を、せめて最後....
著者 : 桜瀬彩香
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ネアハーレイ・ジョーンズワース

その日、訃報を受け取ったネアハーレイは、ひとりぼっちになった。 家族を殺した人に恋をしていたと知った夜に辿る、とある雨の日の記憶。 短編だけでも読めるようにしておりますが、「薬の魔物の解雇理由」に登場するネアの物語です。....
著者 : 桜瀬彩香
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かいぶつは星に祈らない

ルクレツィアは、王家の主催の舞踏会で、婚約者である第二王子から婚約の解消を提案される。 口数が少なく自己主張のないルクレツィアには、第二王子妃は厳しいのではないかと言うのだ。 これはもう、実質、婚約破棄に違いない。 そう考えたルクレツィアは、帰りの馬車でドレスを脱ぎ捨てて快哉を叫び、一人になると、....
著者 : 桜瀬彩香
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林檎の魔術師と災いの書

災厄は本の中に隠れている。 そんな伝承を頼りに、魔術師のリアンが側妃候補として迎え入れられた離宮は、三年前に命を落とした王太子の婚約者の名前を残し、林檎の王女の離宮と呼ばれていた。 なぜだか早々に儀式長のジャスワンに目をつけられてしまったリアンの秘密は、大きな罪を犯し追われていることと、災いの書....
著者 : 桜瀬彩香