泉の小説一覧

小説家になろう

今日が素敵な記念日でありますように

誕生日に、婚約破棄。気落ちしたまま迎えたデビュタントで、これ以上嫌なことが起こらないよう祈るしかない。ため息を押し殺したオレリアは、背筋を伸ばして微笑みを浮かべる。....
著者 : 泉
小説家になろう

高貴たれと希わん

特定の色が見えない人がいる。人々はそんな奇病に初めは驚き哀んだが、次第に慣れて一部の口さがない者が色欠けは「その人に足りぬものが見えない色として現れるだけだ」と揶揄するようにまでなった。――わたしの世界には、紫色がない。‬....
著者 : 泉
小説家になろう

小麦と焼きたてパンの香り

起きたら、たぶん犬。しかも子犬。大粒の雨にどうすることもできなくなったとき、助けてくれたのは同じくらいびしょ濡れの人だった。(ゆるゆる現代人外転生)....
著者 : 泉
小説家になろう

導く手

アラサーOLから転生したら、道に迷わない特技を持つ貴族令嬢となっていた。行き遅れる気満々だったのに、飛び抜けた優良物件にアプローチされたけど、なんで?....
著者 : 泉
小説家になろう

魔法の指南書は嘘をつかない

思い出してしまった…悪役令嬢と呼ばれる未来を。とても優れた教師を解雇したそのあとで、フィルフィーアは愕然としてしまった。手元には、先生が残していった一冊の本。残された時間は、5年。足掻いてみるしかないのである。....
著者 : 泉
小説家になろう

甘髪に口付けを

とにかく上の階級の方と結婚なさい。淑女らしく振舞いなさい。それが口癖の母にコーネリアはこっそりため息をついた。きちんとしなくては。今宵は、デビュタント。....
著者 : 泉
小説家になろう

今日もお茶会を

どうやら自分は竜人の番らしい。相手がそう言うのだからたぶんそうなのだろう。心底嫌そうだけど。ただし、婚儀をしに神殿へ向かう途中で死ぬまでの話だったが。――気付けば百年。不機嫌だった彼は元気にしているだろうか。....
著者 : 泉
小説家になろう

俺の死亡フラグが留まるところを知らない

その辺にいるような普通の大学生・平沢一希は気が付いたらゲームのキャラクターに憑依していた。しかもプレイヤーから『キング・オブ・クズ野郎』という称号を与えられた作中屈指の嫌われ者、ハロルド・ストークスに。そんな彼の周囲には死亡フラグと見える地雷が盛り沢山!果たして一希は山のような死亡フラグを回避して生....
著者 : 泉