バイト帰りに拾ったのは家出してきた学校一の美少女でした

「青春は、金と時間があるやつの特権だ。俺にはどっちもない」
「なんでお前かっこつけてんの……?」
 友人に渋い顔をされながらも、俺――秋月連は、そう宣言する。
「知ってるだろ? 俺、親いないからさ」
「その話、毎回リアクションに困るんだが……」
 1人ぼっちの俺は生活費を稼がないといけない。
 だから青春なんてしてる暇は無い。
 学校いって、バイトして、帰って、寝る。
 そんな腐った日常を繰り返していたある日、彼女と出会った。
 夜の誰もいない公園のベンチに座っていた少女は七城陽菜。
 学校一の美少女と言われた彼女は、泣きそうな顔で言った。
「家出、しちゃいました……」
「なら、ウチに来る?」 
 それをきっかけに、学校一の美少女と同棲することになってしまった。これは1人ぼっちの少年と少女の甘々ラブコメ。…続きを読む

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