学年1位の成績を誇っている俺が同じく学年2位の美少女の家庭教師をすることになった

 友だちゼロ。彼女なし。長年、ぼっちを貫いてきた俺が唯一他人に誇れるものと言えば成績しかなかった。期末、中間ともに学年1位を入学時からキープし続け、気がつけば高校2年生。テレビや漫画などで見る甘酸っぱい青春らしいことは何一つ起こらず、休み時間もずっと勉学に励んでいた。
 そんなある日、「家庭教師募集!!」という張り紙を目にした俺はさっそく応募することにした。いろいろとあって、一人暮らし。生活費もバイトを掛け持ちしてやっと賄っているくらいだし、自分の時間というものがほとんどない。1日3時間で日払いの1万円はまさに神バイトと言っても過言ではないし、しかも応募条件は「同い歳かつ試験学年1位」。これは応募する他ないだろ!
……と、ウキウキしていたのになんでお前が!?

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