行きつけ居酒屋で天使と呼ばれる看板娘ちゃんが劣等大学生の通い妻になりまして。

著者:もちづき

「おはようございます、おにーさん。今日も来ちゃいました♪」
自堕落な生活を送る大学生、南條律(なんじょうりつ)。
カノジョはいないし、夢中になるようなこともない。嫌なことがあったら行きつけの居酒屋で酒を飲んで忘れる、ろくでもない日々。
そんな俺の部屋を、最近毎日のように訪れる女の子がいた。
通い妻の如く部屋を訪れては、料理をして、掃除をして、甘く笑いかけてくれる。
そして、たまにパンツを忘れていく。
「ねえ、またパンツが……」
「な、ななななんの話ですか!?」
これはいったい何のアピールだろうか?
まあでも、彼女が笑ってくれるとこんな俺でも頑張れる気がする。
これは青春を取り逃がした劣等大学生と、今をときめく天使系JKのなんでもない日常の物語。
 

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