義妹や幼なじみや学園のアイドルに嫌われているはずなのに、彼女達の話は俺の噂で絶えない

海西陸は高校一年生。
クラスでは隠キャのモブで目立たない存在。
だから家では義妹に嫌われ、5年ぶりに会った幼馴染には怖がられ、クラスのアイドルには嫌悪感を抱かれ、ヤンキー女子に気持ち悪がられ、嫌われている存在……。
だったはずなのに、最近では彼女たちの口から驚きの言葉が聞こえて来る。
最近助けてくれた人がかっこよくて……
好きな作家さんが超イケメンで……
同じ塾に通っていた子が可愛くて……
ゲームの友達が優しくて……
どれも話を聞く限り俺のことを言っているように聞こえるのだけど、俺が近づくとみんな塩対応。
彼女達の言葉に翻弄されながらも、平穏無事に高校生活を送りたい彼が求める理想像とは……?

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