家や学校で無能と蔑まれた俺はダンジョンでえげつない力を手に入れた

著者:寺王

 突然、ゲームシステムがもたらされた現代日本。敵性生物『黒魔』の出現によって地球上のおよそ60%が侵略されていた。
 システム上の強いクラス・スキルは遺伝子などによっても影響を受けるため、強い父親を持つ雪上聡介は周囲の期待とは裏腹に落ちこぼれとイジメられる。あまつさえ父親からも不要な存在であると断じられていた。
 聡介は自ら死ぬために黒魔の巣に潜り込もうとするが――クラスやスキルが開花してしまう。何の因果か生き残ってしまった聡介は日本でも有数の実力者に昇り詰めていた。
 しかも――まだ強くなる余力を存分に残して。

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