小説家になろう あたしは夜毎……で旦那様を満足させます シェリルは平民の孤児だった。しかし孤児院には寄付された本がたくさんあったため読み漁り、年下の子達に聞かせてやったり、また自作の話を語ったりしていたのだった。孤児院を出る年になり、話が上手いことを買われ、大きな商家に雇われることになる。その商家の旦那様は睡眠不足で苦しんでいたので、シェリルが毎晩話を聞.... 著者 : 満原こもじ 2025.02.07 小説家になろう
小説家になろう 婚約解消予定の令嬢が亡くなった 第一王子クリフトンはアーシャ・パーセルラック公爵令嬢との婚約を解消しようとしていた。何となくアーシャが婚約者であることにピンと来ず、またクリフトンは『二度婚約する』という予言に縛られていたから。婚約解消の手続きが進められていた時、アーシャは馬車の事故で唐突に亡くなってしまった。クリフトンは新たな婚約.... 著者 : 満原こもじ 2025.02.05 小説家になろう
小説家になろう 殿下すごおおおい! ~一見幼稚な令嬢に天才王子はぞっこん 「殿下すごおおおい!」 マリー・シンクレア伯爵令嬢は婚約者である第一王子ウォルターを尊敬していた。ウォルターはトレノール王国一〇〇年の安寧と発展が保証されるだろうとまで言われた大天才だったからだ。しかし言動が子供っぽく見えるマリーは、天才王子ウォルターに相応しくないのではという声も多かった。しかし将.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.29 小説家になろう
小説家になろう 婚約破棄ですよね? 皆まで言わずともわかっております 「マデリーン・ヘールボップ侯爵令嬢! 僕はそなたを……」 「皆まで言わずともわかっております」 マデリーンはリチャード第一王子に婚約破棄されることを予想していた。リチャードが優秀な平民アコニットを次の婚約者に据えるつもりであろうことも。何故ならマデリーンはアコニットと密に連絡を取り合う仲であったから.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.23 小説家になろう
小説家になろう 悪人さんいらっしゃーいって、愛しの殿下じゃないですか 多くの人の集まるアークハイエス辺境伯家領はユーカレット王国にとっての要地。辺境伯令嬢ナベラは、悪人ホイホイと呼ばれる宿屋で働いていた。盗聴の魔道具を使うと、諜報活動に都合がいいのだ。そこで得られた情報に、婚約者のヘクター第一王子が失踪したという真偽不明のものがあった。心配していたところ、何と婚約者の.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.16 小説家になろう
小説家になろう じゃない方聖女、クビになって真の実力を発揮します 「僕のところに上がっている報告書では、ヨーコ君は聖女としての能力に問題があるのではないか、とあるんだ」 「ぎくっ!」 平民聖女ヨーコは特待生として王立貴族学校に通っていた。しかし簡単な魔法も使えないことから、第一王子ブラッドリー殿下直々の命で学校から追い出される。途方に暮れたが、魔道研究所行きを指示.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.08 小説家になろう
小説家になろう 笑い者の私を美しいと言ってくださったのは、変人で天才のあなたでした 「女性の価値は顔の造作で決まると思うんですよ」 クワイン子爵家の娘であるフィオラが顔合わせした、小男で風采の上がらない若き男爵アルジャーノン・トヒルはそう言い放った。赤毛のフィオラは『ボンバヘッド令嬢』と呼ばれるほどチリチリでワサワサの髪型であり、皆に笑われていた。フィオラは自分の外見にコンプレック.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.03 小説家になろう
小説家になろう 婚約者と二人で、法皇に会いに行きます ワクマーフ王国第一王子シルヴェスターとナタリア・エイクハンセン侯爵令嬢は、二日後に結婚する運びとなっていた。シルヴェスターとナタリアの婚約には、聖国教会グラチウス大司教が大変な力になっていた。現在グラチウスは長年の功績のため法皇位に就いている。二人は感謝を込めて、デートがてら法皇グラチウスに会いに行.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.02 小説家になろう
小説家になろう 婚約解消はできません、わたくしの選んだあなたですから 「ねえ、フローレンス。僕との婚約を解消してくれないかな?」 フローレンス・ウィズモリスン公爵令嬢は貧乏男爵家の後継ぎベンとの婚約を望み、それは実現した。家格が下のベンにとっては断りようのない話だったが、優秀で美しく家格の高いフローレンスは王子達からも婚約の打診が来ている令嬢なのだ。ベンは身を引くべき.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.01 小説家になろう
小説家になろう 婚約破棄ですか? 皆さんにお伺いいたしましょう! アッツ男爵家の令嬢ギネヴィアは、学校のホームルームの時間に唐突に伯爵令息バーナビーに婚約破棄された。どうして穏便な方法を選ばなかったのか、ホームルームの時間なんて地味過ぎるだろう、モブの分際であんなドヤ顔を、ギネヴィアは何もかも気に入らなかった。ギネヴィアは正論でバーナビーを殴りつけるのだった。.... 著者 : 満原こもじ 2025.01.01 小説家になろう