小説家になろう 要求の多い王女と呼ばれているけれど…… 赤い魔女と呼ばれた悪名高い母を持った侯爵家の三兄弟は、幼い頃からご婦人方から苛められ蔑まれ続けられたために、女嫌いになった。 ところが父親が事故死したために若くして侯爵位を継いでいた長男が、ある日突然、第三王女と結婚を前提した顔合わせを申し込んできたと告げた。 それを聞いた弟達は仰天した。 .... 著者 : 悠木 源基 2023.02.09 小説家になろう
小説家になろう 至らぬ妻なので国へ帰らせて頂きますと、辺境伯夫人は突然ドレスの裾を翻し、客人達の前から消え去った。残された者達の終幕は…… 二年に及ぶ世界大戦がようやく終了した。 そして久し振りに開かれた辺境伯のパーティーの中盤で、主催者の妻が、夫と招待客達に向かってこう言った。 「皆様にはこれまで色々とご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げます。 至らぬ妻で誠に申し訳ありませんでした。今日この時をもって私は身を引.... 著者 : 悠木 源基 2023.02.01 小説家になろう
小説家になろう 本日を以って私は離婚することに致しました〜ですので二年前に記入した届けを提出させて頂きます〜 「本日を以って私は離婚することに致しました」 何の脈絡もなく突然彼女は言った。それは侯爵家で催した夜会が終わった直後のことだった。 夫はそれを聞いても言われた言葉の意味するが理解できずにポカンとした。 しかし夫の父親の方は彼女の言葉にすぐに反応した。 「突然何馬鹿なことを言っている.... 著者 : 悠木 源基 2022.06.15 小説家になろう
小説家になろう 花男爵と枯れ木令嬢の婚約 ジュリアはウッドクライス伯爵家の娘である。 しかし彼女は伯爵が平民に産ませた庶子で、二年前に引き取られた令嬢であった。 彼女は容姿も頭脳も特殊能力も父親譲りで、とても賢く優秀な少女だった。 しかしそれが却って妬みを買い、正妻や正妻の産んだ兄姉達から冷遇され、無視されることになった.... 著者 : 悠木 源基 2021.12.23 小説家になろう
小説家になろう なんで君はそんなに下流志向なんだい? フォークロア伯爵家の使用人夫婦の娘であるケイティーは、兄とともに幼い頃から伯爵家の坊ちゃま二人の遊び相手として過ごしてきた。 有り難いことに家庭教師からも一緒に勉強を教わる事もできた。 兄は奨学金をもらい、上の坊ちゃまとともに主に貴族が通う学院に通っている。 ケイティーも頭がよく、下の坊ちゃ.... 著者 : 悠木 源基 2021.12.02 小説家になろう
小説家になろう 掟破りの婚約破棄〜浮気相手は選んで下さいとお願いしていましたのに〜 学園の卒業パーティーで王太子がピンク色の髪の少女を側に置き、壇上から婚約者に向かって婚約解消を告げた。 みんなの注目を浴びた侯爵令嬢はまるでビア樽のように太っていた。こんな自分ではいつ婚約を解消されてもおかしくないとずっと覚悟はしていていたが、それにしても何故王太子殿下は彼女を選んだのだろうと令.... 著者 : 悠木 源基 2021.11.18 小説家になろう
小説家になろう 生まれ変わりは希望しておりません! メンドーなので・・・ 八歳で王太子殿下と婚約し、それからは勉強や礼儀作法、ダンス、お妃教育と追い立てられ、友人を作るどころか肝心の王太子殿下と触れ合う暇もなく、その挙げ句に浮気をされ、事実無根の苛めや悪事をでっち上げられ、学園卒業のダンスパーティーで、衆人環視の中で婚約破棄された侯爵令嬢の私・・・ その後、何の落.... 著者 : 悠木 源基 2021.07.28 小説家になろう
小説家になろう 田舎の貴公子と都会の田舎令嬢 王都に住む伯爵家令嬢のカレンは、王立学院に入学して、辺境に住む幼馴染みの伯爵家の跡取り息子のレントに会えるのを心待ちしていた。 カレンは夏の終わりに毎年レントの住む辺境の田舎の領地に行くのを楽しみにしていた。しかし、三年前にある事件が起きてから、彼女はその辺境の地へ行く事が出来なっていたのだ。 .... 著者 : 悠木 源基 2021.06.10 小説家になろう
小説家になろう 君の全てが好き! 「気に入らないところなんてないよ。嫌いなところもないし、悪いところも何一つとしてない。 でも好きなところもないんだ。君は平々凡々、何一つ秀でるところがなくてつまらないんだ」 とロッド子爵家の息子フィンペシアに結婚話を白紙にされたモニカ=カークスビル伯爵令嬢。 彼女は平然とそれを受け入れた後.... 著者 : 悠木 源基 2021.06.09 小説家になろう
小説家になろう 僕の代わりに、どうか妹を助けて下さい! 王立学院を飛び級の十六歳で卒業したミレーユは、十三歳年の離れた兄の診療所の手伝いをしている。 最近兄に薬草を育てるように命じられたが、彼女は植物を栽培するのが苦手で、毎日のように叱られていた。そして卒業して一年近く経って、彼女は精神的に追い詰められて、ある日気を失って、五日経っても目をさまさなか.... 著者 : 悠木 源基 2021.04.29 小説家になろう