For、闇系――小説〈家〉◆創――作〈論☆)うげぇ

 読むだけで文章力アップできる小説です。

 実際の話、質の高い文章を読まなきゃ、小説なんていつまで経っても良くならんですよ。――ってことで、この小説は質の高い小説です。

 なんたって、この文章は若き天才小説家、和高マリ先生(十八)が書いているんですから!

 彼女は若いころからダージリンティを零し、ダージリンティ染氏の才能を発揮していたが、両親はそんなマリの姿に辟易し、交通事故で死んでしまった。
 ひとり残されたマリは、天才作家として文壇で名を馳せつつ、ダージリンティの香りを記述するために小説を書いていた――そのとき。

 一人の小説志望の女の子が扉を叩いた。

 創作論だ、創作論!
 いえええええええええええ!!!

【登場人物】
・和高マリ(マリ)
 18歳、女の子。数年前に小説が奇跡的に大賞を受賞し、現在はプロの小説家を名乗っている。
 両親は早くに交通事故で他界、現在は山村に建てた一軒家で一人暮らしをしている。

・ヒロミ(ヒロミ)
 大学生で、二十歳の女の子。マリの古くからのファンで、突然弟子入りのためにマリの家を訪ねてきた。
 その生態の大部分は謎に包まれているが、ポテトチップスを始めとしたお菓子を大量にストックしており、マリの家でずっと食べている。

レビュー