未島勘次はゲームと巨大ロボットが好きなだけの普通の高校生である。新作VRMMOである『HAO』はSF世界で銃を撃つ、肉体強化してブレードを振り回す、超能力を使ったり武器腕で制圧したり、と圧倒的な戦闘スタイルとプレイスタイルの自由度が売りのゲームであった。
そんな中で巨大ロボットを制作、操縦し戦闘することもできるらしいと聞いた主人公は意気揚々とプレイを始めたが彼の前に立ちはだかるのは『HAO』のクソゲーっぷりだった。
初期スキルポイントを全て費やした結果得たものが動かないおんぼろ機体と読ませる気のない分厚い英語の専門書2冊だけという事実。それにキレた主人公は本のデータを掲示板に全てアップロードするがその行動が周囲の勘違いを呼ぶ引き金で……!?
『HAO』の真実に気が付かない主人公は周囲からの勘違いをどんどん強めていってしまう。がそんなことを気にせず巨大ロボットのために頑張る話です。
レビュー