ごく普通の高校生の連城透のクラスは、学校一の美少女の愛乃・リュティがいる。
金髪碧眼の愛乃は、人気アイドルに匹敵する容姿を持ち、フィンランドの財閥のお嬢様。誰がどう見ても特別な存在だ
目立たない透と注目の的の愛乃は対照的で、ほとんど関わることがなかった。
ところが、愛乃が怪我をしかけたところを助けたことで、透は彼女とちょっとした縁ができる。
それからしばらくして……透は愛乃の婚約者となっていた。政略結婚から逃げるために、愛乃は透を形だけの婚約者に選んだのだという。
ところが、実は寂しがり屋で内気なところのある愛乃は、透の優しさに触れて、徐々に惹かれていく。
形だけの婚約者だったはずなのに、愛乃は透にデレデレになってしまい……!?
「わ、わたしたち、こ、婚約者だから……キスするのも当然よね!?」
これは形だけの婚約者になった二人が、少しずつ互いに理解しあうようになり、本物の恋人となっていく話。
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