死に戻りの落ちこぼれ令嬢は冷酷王子の溺愛(嘘)から逃げられない

著者:皐月メイ

代々天才しか生まれない名門イグニス伯爵家に生まれた伯爵令嬢ジゼルは、ただ一人何の才能もない落ちこぼれだ。しかしイグニス伯爵家には密やかに伝えられる伝承がある。イグニス伯爵家に生まれた何の才もない者は、自分の死を対価に時を戻せる奇跡の力を持つのだと。

実の父が冤罪で捕まり処刑が決まったジゼルは一か八かで時を戻そうと決意し、短剣で自分の胸を貫く。
すると目が覚めた時ジゼルは日本という国で赤ん坊になっていた。

(神様、これは……ここで二度目の生を生き、『時戻り』に備えて腕を磨けということですね⁉︎⁉︎)

愕然とするも秒速で把握し、いずれ戻る元の世界で未来を回避するためジゼルはあらゆる知識を取り入れていく。
そして元の世界に戻ったジゼルは、自身の婚約解消や打倒冤罪のためにガンガン功績を打ち立てていたところ、冷酷と名高い美貌の王子に目をつけられてしまう。

「――あなたが目的を叶えるまでの間、俺の婚約者になってもらう」

鋼メンタルな有能なヒロインに、目的のため全てを捨ててきた孤独な王子様が救われ惹かれあっていくお話です。

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