この世界はまもなく滅亡する。
ある日、しがない錬成術士の青年ニーノは前世の記憶を取り戻し、自らの世界がとあるゲームそっくりだと気づく。
そして極悪難関な人類壊滅ルートを邁進中だという事実にも。
しかしそれを説明したところで、誰一人信じてくれるはずもない。
それでもと足掻いてみたが、あえなく失敗に終わり罪人として捕まりかけてしまう。
間一髪で王都から逃げ出したニーノは、ゲームでの初期スタート地点であった村へとたどり着く。
ニーノが目的としたものは、村のすぐ近くに発生した隠しダンジョンであった。
地上が火の海に呑まれるなら、地下に住めばいい。
その発想を元に、万能に近い錬成の力を手に入れた青年は安全な拠点づくりに着手する。
滅びに向かう世界で、せめて身近な人だけでも救おうと。
そんなわけで、さくっと錬成、さくさく開拓の始まりです。
だからこのままじゃ世界が滅ぶって言ってんだろ! ~前世の記憶に目覚めた万能錬成術師、頑張って警告したら逮捕投獄されかけたので唯一安全なダンジョンに引き篭もることを決意する~のページへ
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