白井夢子の小説一覧

小説家になろう

乙女ゲームに婚約破棄は付きものだというならば

ルシールは、ここが乙女ゲームの世界だという事を知っている。 ここは前世の友達が話していた世界そのもので、全ての状況が、前世に聞いた条件に当てはまっていた。 この世界が乙女ゲームの世界だという事に確信は持てるが、ルシール自身は乙女ゲーム未経験者だ。それは前世もルシールが貧乏だったからである。 前世....
著者 : 白井夢子
小説家になろう

呼ばれた私と国宝級美貌の戦士達

今から思うと、バイトの休憩時に社員食堂の扉を開けた事が間違いの始まりだったんだと思う。 たが考えてもみてほしい。誰があの社員食堂が異世界と繋がってるなどと想像出来るだろうか。 バイト初日だったのだ。異変に気づけるはずがないだろう。 あの扉の先には、5人の先客がいた。 赤、青、緑、黄、桃、の5色の髪....
著者 : 白井夢子
小説家になろう

その言い訳がいつまでも通用するはずがない〜獣人恋人の見切り時〜

「ごめん。明日の花祭り、一緒に行けなくなったんだ」 そう言って申し訳なさそうに謝るバオリーを見て、 『やっぱりね。そう言うと思ったわ』 そんな思いでロナナはそっと小さくため息をついた。 いつも仕事を理由にロナナとの約束を簡単に破るバオリーに、ロナナは以前から決めていた事がある。 自分自身に賭けをし....
著者 : 白井夢子
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私の欲しいもの全てを持っている親友が、一人異世界に消えてしまった後に辿る道

目を開くとそこは元の世界だった。 元の世界の、見慣れた学校の通学路だ。もう、すぐそこを曲がった所に日菜の家がある。 「帰って来てしまったの……?」 日菜は茫然と立ち尽くす。 一週間ほど前のあの時、私は親友の麻衣子と共に、ちょうどこの場所で異世界に召喚された。 だけど私一人だけがこの世界に戻された....
著者 : 白井夢子
小説家になろう

【完結】転生少女の立ち位置は 〜婚約破棄前から始まる、毒舌天使少女の物語〜

「真実の愛ゆえの婚約破棄って、所詮浮気クソ野郎ってことじゃない?」 巷で流行ってる真実の愛の物語を、普段から軽くあしらっていた。 そんな私に婚約者が静かに告げる。 「心から愛する女性がいる。真実の愛を知った今、彼女以外との未来など考えられない。 僕との婚約破棄をどうか受け入れてほしい」 ーー....
著者 : 白井夢子
小説家になろう

私の好きになる人を全て奪っていく、自称親友と異世界に来てしまった時に選ぶ道

まただ。 また私が好きになった人は、私の友達を選んだ。 もう何度目になるか分からない。 麻衣子は、「またか」と諦めの気持ちが先に立ち、その運命を素直に受け入れた。 幼馴染の日菜は、いつも要領の良く麻衣子のものを奪っていく。 お店で見つけた可愛い小物も、気に入って付けていたリボンも、ちょっと気が合う....
著者 : 白井夢子
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たとえ愛しても、次の日に忘れてしまう魔法の薬

「愛する番への気持ちも思い出も、全て記憶から消すことの出来る魔法の薬」 そんな薬があるという。 ただしその薬を飲んだとしても、番への執着が強すぎる者は、再び出会えばまた相手に惹かれてしまうらしい。 だけど例え再び惹かれても、それは次の日にはキレイに消えてしまう想いのようだ。 どれだけ番に執着を見せ....
著者 : 白井夢子
小説家になろう

どちらか1人と言われたら ~異世界転移で選ばれるのは~

「どちらかお一人でいいのです。どちらかの方に、この国の王子と結婚をしてもらい、この国を救っていただきたいのです」 どちらでもいいなら、1人だけを連れてくれば良かったのでは…?目の前の状況の何もかもに付いていけず、呆然と立ちすむ私。 「私が王子様と結婚します!私がこの国を救います!」勢いよく立候補....
著者 : 白井夢子