小説家になろう 目が覚めたら見知らぬ夫が隣にいた。どうやら私は記憶喪失らしい 「俺は、貴女の夫です」 一切の感情を押し殺したような、平坦な声だった。「どなたですか」と尋ねた時、目の前の青年はそう答えたのだ。でも、それはつまらない冗談だと私は思った。なぜなら彼はたった今初めて顔を合わせた相手なのだから──。 ◇婚約破棄がきっかけで記憶喪失になった公爵令嬢と、そんな彼女にずっと.... 著者 : キスケ 2024.08.07 小説家になろう