貴方とは他人です、後悔したってもう遅い

著者:あずあず

「私は幸せでした。たとえ本当の愛ではなくても」
"七色の髪の乙女"子爵令嬢リリアは、夫であるヘイリーハイト・ヴァンルード侯爵を愛していた。だが、夫が真実愛していたのは、リリアの姉、金髪の令嬢フォレスティーヌ。
姉の夫は丸々太って頭髪が寂しいけれど、国で一番金持ちのカールライヒ伯爵。
ヘイリーハイトはフォレスティーヌと結婚するため、カールライヒ伯爵から「お互いの妻を交換してはどうか」という提案を承諾し、姉妹を交換してしまう。屋敷から身一つで追い出されたリリアを待っていたのは醜く太ったカールライヒ伯爵だった。
リリアは一年暮した屋敷を呆然と眺めながら決意する。
「私は、絶対に幸せになってみせる」
そして、リリアこそが真の愛に気付き、幸せになっていく。

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