聖女と祀り上げられた私、冤罪で悪役令嬢にされまして、現在は処刑10秒前です

著者:新井福

 無実の罪で、今断頭台に上ったアリアレイン。人生を諦めていた彼女だったが、一つの悪あがきを決意する。
 自分を処刑しようと剣を構えた処刑人セシルに、アリアレインは微笑みかけ、口を開いた。
「貴方の薬指、何処にあるか知っています」

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