地上を追放されたので、ダンジョンで《道の駅》を始めたら大人気スポットになりました ~戻ってこいと言われても、お客の冒険者たちが離してくれません~

著者:海野 幸彦

領主令嬢のナインは濡れ衣を着せられ、追われる身となった。
逃げ込んだ洞窟で流砂に呑まれ、気づけば最難関ダンジョンの中層域。
そこは、上位の冒険者でも命を落とす危険な場所だった。

早々に生還を諦めたナインは安全地帯に篭もり、冒険者と物々交換しながらその日暮らしを始めた。
最初は露天商のような暮らしだったが、客のニーズに合わせてサービスも多様になっていった。
靴磨きに始まり、料亭に宿屋、銭湯に武具屋と業務は次々に拡大していき……。
いつしか、そこは深層を目指す冒険者たちのオアシスとなっていた。

疑惑が晴れても地上には戻れそうもない。
冒険者たちがナインを必要としているから。

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