女王を、捨てたのは

著者:澪亜

今年も、女王の命日がやってきた。
彼(か)の女王は、国の英雄。しかも、悲劇の、という言葉がピッタリの。
彼の女王は、英雄だった。
けれども、それは女王が死んだ後に判明したこと。
女王は汚名を被せられたまま、死んでしまっていたのだ。
それ故に、今年も国民たちは女王を失ったことを嘆く。

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