元気になるお薬(偽)を売りつけたら、公爵閣下の不治の病が治ったそうです!?

著者:辺野 夏子

男爵令嬢のセリアは借金を抱えながら幼い弟のテオを育てるために、仕事に邁進する日々。ある時、セリアは薬師を夢見る弟に「自分が作った元気になるお薬」を市場で売ってきてほしいと頼まれ、断り切れずに了承する。子供のおもちゃが売れるはずないとセリアは思っていたが、そこに「不治の病に侵されている」と噂になっている堅物と噂の上司・レガードが現れて「元気になるお薬」を売ってほしいと言い出す。上司に変なものは売りつけられないと、「これは恋に効くお薬です!」とセリアはとっさに嘘をつくのだが、レガードはノリノリで薬を買い占めてしまい、セリアは慌てる。しかしレガードが「とても良く効く薬を見つけた」と言い出して…。真面目系天然と真面目系天然のすれ違いものです。

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