アルトハイム子爵家の令嬢コルネリアは15歳。
若くして騎士団長を拝命した剣の天才、ヴィヒト伯爵令息オリヴァーとの婚約生活を楽しんでいた。
だがヴィヒト伯爵家は経営音痴で、領地経営に行き詰まり、裕福なアルトハイム子爵家から融資を無心する日々だ。
そんなヴィヒト伯爵家の財政を立て直すため立ち上がったコルネリアの耳に、信じられない噂が飛び込んでくる。
オリヴァーが王女と親密になっているという、看過できない話だった。
傷心のコルネリアの前に、ある日一人の青年が現れる。彼の名は帝国第一皇子アルフ――
婚約破棄ネタと少しのざまぁ成分、そしてハッピーエンドな短編です。
レビュー