【連載版】「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……

※節作短編『「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……』のその後を書いた連載版です。3話以降が後日談となります。※
辺境伯家のリーフェは見合いで断られてばかり。高身長に加え、令嬢らしい趣味が皆無のリーフェは可愛げのない「出来損ないの令嬢」だったからだ。
しかし辺境伯家から行き遅れの娘を出したくないと焦る父によって、一人の青年と何十回目かのお見合いが設定される。その相手である騎士ヴィートはいまいち頼りなく「出来損ないの騎士」と評される人物だった。
もう彼でだめなら相手がいないと言われたリーフェ。しかし遠乗りに出かけた先で予想外にも見合いを断られてしまう。愕然とするリーフェだったが、運悪く二人の前に魔獣の群れが現れて――
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