心の中が見える王子と心の中は真っ黒令嬢

著者:衣 裕生

レナート王子は、他人の心の中が読める特殊スキルを持っている。パーティーでは、いつものように男も女も欲通しい裏の気持ちを隠して、レナートに近付くが、全て筒抜けだ。

うんざりするレナートの前に、人前に出ない事で有名な、ルクレツィア・アンサルディ侯爵令嬢が姿を現した。
幻の姫と呼ばれるだけあって、圧倒的な美で周囲を圧倒するルクレツィア。

今宵の主役に挨拶をする為に、レナートの前に立つ。
レナートも美しい令嬢に緊張しながらも、彼女がどんな事を思っているのか興味津々で、その心の中を読んだ。

(だっるー!! おいおい、人の顔ばっか見てないでさっさと言葉をかけて終わりにしろよ!! こっちは慣れないヒールで疲れてんだよ!!)

驚愕の口の悪さ!!
恐ろしい彼女の内面を知り、絶対に近寄らないと決心するが・・・。

心の中を読める王子と、心の中は真っ黒令嬢。二人はどうなるのか?

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