平民聖女は婚約破棄されても全然動じない

王立学院の期末パーティーで、エイドリアン王太子は平民聖女ハルカを婚約破棄した。ハルカは婚約よりもパーティーの料理の方が重要だと考えていたくらいだから、淡々と婚約破棄を受ける。聖女が王妃になった時、王国に空前の繁栄がもたらされるという預言があった。しかしハルカが預言に謳われた少女であることを、エイドリアンもハルカも知らなかったのだ。王国の運命は狂わされた。

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