【完結】全ルートで破滅予定の侯爵令嬢ですが、王子を好きになってもいいですか?

「ライラ=コンスティ。貴様は許されざる大罪を犯した。聖女候補及び私の婚約者候補から除名され、重刑が下されるだろう」
……カッコイイ。
画面の中で冷ややかに断罪している第一王子、ルーク=ヴァレンタインに見惚れている石上佳奈。彼女は乙女ゲーム『ガイディングガーディアン』のメインヒーローにリア恋しているアラサー会社員。
仕事の帰り道で不慮の事故に巻き込まれ、気が付けば乙女ゲームの悪役令嬢ライラとして生きていた。
十二歳のある朝、佳奈の記憶を取り戻したライラは自分の運命を思い出す。ヒロインがどのエンディングを迎えても、必ずライラは悲惨な末路を辿ることになることを。
破滅の道を回避をしたいけれど、それにはルークの抱える秘密も関わってきてライラは頭を悩ませる。
十五歳を迎え、ゲームの舞台であるミリシア学園に通うことになったライラは、まずは自分の体制を整えるためにルークや他の攻略対象者たちと仲良くしていくことを心に誓う。
二年目に転入してくるヒロインの登場におびえつつ、やがて全ての問題を解決するために、一つの決断を下すことになる。

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