実質異世界転生 ~二千年寝てたら世界が変わってました~

著者:Schuld

 惑星地球化事業に従事していた銀河高次思念連合体の軍人、待宵 望は、経過観察のためほんの十年ほど眠っているはずだった。

 しかし、休眠の最中、特大級の災害に見舞われ世界は激変。造り替えられるはずであった世界は全く予想外の姿に変貌し、ファンタジー風味溢れる異種族や魔法、謎の技術蔓延る不思議な世界に成り果ててていた。

 この様を見て高次機械技術の申し子は呟く。

 「こんなもん、実質異世界転生したようなものじゃないか」

 異郷に近い世界に放り出された機械化人間と、そのパートナー-AIの生き残りと帰還をかけたSFファンタジー物語、ここに開幕。

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