すくわれない話

著者:鬼神丸

ある日の朝、王太子の弟である第二王子とその母である正妃、王太子の婚約者である公爵令嬢とその両親他、高位貴族68名が死んでいるのが発見された。

共通点は前日に王太子主催の茶会に出席していたこと、そして死因が王家が管理している毒薬による服毒死であることから王太子が第一容疑者として浮上した。しかし、王太子は未だ10歳の子供である。

まさかと思いつつも王宮捜査官は直ちに王太子の居室において取調べを開始した。

容疑者である王太子はブラックコーヒーを一口飲むとこう告げる。

『僕、処刑されたんですよね』

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