婚約破棄されたし、魔女集会に愚痴りにいくかぁ……。

 婚約者であるセドリックはロザリーにしょっちゅう酷い事をして謝罪を要求してくる。謝罪の内容は、欠陥品の婚約者で、セドリックが貶される原因になってしまい申し訳ありませんというものだ。

 ロザリーはたしかに魔法もない、魔力もない、器量もよくない、ないない尽くしの公爵令嬢だ。

 しかしそれは諸事情により仕方のない事で、今日もいつもの通りに謝罪をする予定だったが、今日ばかりは違った。

 セドリックのせいで顔に傷がつき、婚約を破棄されて実家へともどされ、出戻りのロザリーは勘当を告げられる。

 一気に人生が詰んでしまったロザリーは、ため息をひとつついて、魔女集会に愚痴りに行くことにした。

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