僕は君を溺愛は出来ないと言ったが愛せないとは言ってない

著者:稲葉 鈴

王太子の側近の一人であるヨアキム・ヒエッカランタ伯爵令息はその日、あくびを噛み殺しながら、王宮の中庭でお見合いを行っていた。
お相手はフローラ・フフタ伯爵令嬢。
ほとんど眠った脳みそを駆使して、ヨアキムはこのお見合いを潜り抜けることは出来るのだろうか。

『政略結婚だからって愛を育めないとは限りません』の番外編になります。

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