マレクは姉のエスコートをするために王立学院の卒業を祝う夜会に参加していた。そこに来賓として招かれていた王太子レオナルディが、姉の友人で平民のセイラをエスコートして現れる。二人は王太子が在学中だった頃からその関係を噂されていて、王太子の卒業後に入学したマレクもその噂を知っていた。
姉は何でもないような顔をしているが、マレクは嫌な予感がしてならない。案の定、数名の貴族の令嬢が歩み出てセイラを非難しはじめて……
王太子殿下に婚約者がいるのはご存知ですか?
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