エミリアは妹のアニスが大好きだ。
何でも真似して何でも欲しがってきたアニス。
そんな妹が可愛くて仕方なかった。
でもまさか、婚約者までエミリアと同じがいいと言い出すなんて思ってもみなかった。
「アニスは、オルフェオ様が大好きです」
甘え上手なアニスは婚約者の公爵家嫡男オルフェオが屋敷に来る度にべったりで、エミリアをそっちのけで二人だけで過ごすようになっていく。
「そんなに仲が良ろしいのでしたら、アニスと婚約してはいかがでしょうか?」
ある日オルフェオにそう告げると、待ってましたとばかりに婚約破棄を言い渡された。
両親は戸惑い、でもアニスは喜び、そしてエミリアも肩の荷が降りたようにホットしていた。
しかし、それをオルフェオの従妹でもあり、エミリアの友人でもある第二王女リーゼロッテに話すと、城で度々顔を会わせていた宮廷魔導師見習いの青年の様子がおかしくなってきた。
そして元婚約者も何だか未練たらたらで、自滅の道を辿っていく──。
ゆるっと設定。短編です。
アルファポリス、カクヨムでも投稿しています。
(完結済み)
誤字報告ありがとうございます(>_<;)
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ありがとうございます。
リオン視点の話や、王女と婚約者の話も読みたいとのご要望をいただきましたので、番外編として追加しようと思います。
別サイトで他作を投稿中なので、そちらが落ち着いてからになります。忘れた頃に投稿となるかもしれませんが、お待ちいただけたら幸いです。
妹に婚約者を譲ったら、年下の宮廷魔導師見習いがぐいぐい来るようになりました
アルファポリス↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/839527709/767476304
レビュー