ソフィ=オルゾン、17歳
裕福な商社を営むオルゾン家に産まれた一人娘は
生まれつき、皮膚の奇病にかかっていた。
その異様な容姿は周囲に『化物嬢』と呼ばれ、学園では友に石を投げられた。
優しく繊細な心と、『皮一枚しか治せない』微妙な光の力を持つ彼女は、ある日自ら命を絶ちかけ思い出す。
自分がかつて日本に生まれ死んだアラカンのオカンだったことを!
「お父様、お母様、わたくしサロンを開きたく存じます」
復讐も、ざまぁもいたしません。
この世界の皮一枚のことで悩む人を、一人でも多く癒したい。
繊細な心を図太く広げ
ひび割れた顔を微笑みに変え
夢も恋も諦めず、のっしのっしとソフィは進む。
りりりりりん
クレアのベルが鳴り響き
マーサ仕込みの礼をして
レイモンドのおいしいお菓子を食べながら
化物嬢ソフィが、今日もお客様の皮をお治しいたします。
※この小説はアルファポリスにも掲載しています。
10/3 ワード上で完結しました。
大きな加筆修正がなければあと20日前後で完結予定です。
どうぞ最後まで、お付き合いくださいませ。
レビュー