――困った。「僕は、死ななければならない」
前世の記憶を理解したルーファスは、自分がかつてプレイした乙女ゲームのラスボスだと気付く。
世界を救うには、死ぬしかない運命だと。
しかし闇の化身として倒されるつもりが、事態は予期せぬ方向へと向かって……?
「オレだけだぞ。他の奴には、こういうことするなよ!」
無表情で無自覚な主人公は、今日も妹と攻略対象を溺愛する。
――待っていろ。
今にわたしが、真の恐怖というものを教え込んでやるからな。
けれど不穏な影があった。人の心に、ルーファスは翻弄されていく。
萌え死と戦いながら、ルーファスは闇を乗り越えられるのか!?
ヒロインは登場しません。アルファポリスにも掲載。
レビュー