伯爵令嬢ルイーゼには愛し愛されている婚約者・エルウィンがいた。
幼い頃に出会い、ルイーゼの一目惚れで結ばれた婚約ではあるが、お互い穏やかな愛情を育んできた・・・はずだった。
二人の前に一人の少女が現れるまでは。
ルイーゼの義理の妹として現れたソフィア。
彼女は龍神に愛された特別な少女であり、エルウィンと本能で惹かれ合う『運命の恋人』だった。
龍神に愛された二人が結ばれれば、偉大なる龍神の力を授かることができるとも言われているこの世界で、義妹は家族と世界を味方に付けて、純粋な恋心を盾にエルウィンに自分を愛するよう強要する。
ソフィアを拒み世界に嘖まれるエルウィンを見ていられなくなったルイーゼは、自らその手を放すことを決意するが・・・
※旧タイトル「婚約者は運命の恋人に奪われる」
※誤字脱字報告、ありがとうございます! 大変感謝しております!!!※
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