紬夏乃の小説一覧

小説家になろう

聖女は今日も、畑を耕す

エルナはド田舎に暮らす、『お姫様』に憧れる少女だ。 『お姫様』に憧れるあまり、ちょっと変な努力を重ねながら成長し、十五歳になって神の祝福を受けた。 エルナは神から神器を授けられ、聖女として王宮に向かうことになったのだ! 憧れの王宮、憧れのお姫様。きっと会える、一緒にお茶をすることだってできるかもし....
著者 : 紬夏乃
小説家になろう

蛮族の姫君は婿殿を射止めたい

ヴァンゾルクというかもう蛮族―― ヴァンゾルク、それは武名を誇る辺境伯家だ。 魔物の猛攻から国を守る盾と尊敬されている。 ルーカスは、婿探しにやってきたヴァンゾルク家のひとり娘クリスティナを遠くから眺める。 彼女の婿に選ばれた者は大変だ、きっと剣を持ち魔物と戦うことを求められる。 武力の武の字も....
著者 : 紬夏乃
小説家になろう

聖なるおビンタは冷血卿に愛を与える

アーネッタの手には不思議な力が宿っていた。 黒い靄を払う奇跡の力。黒い靄は良くないものなのだとアーネッタは実感している。 アーネッタがデビュタントを迎えた日、王宮の大広間でアーネッタはひとりの男性を目撃した。 全身を黒い靄に覆われた、『冷血卿』と呼ばれる若き公爵イェルド。 あんなもの放ってはおけ....
著者 : 紬夏乃
小説家になろう

【完結】贄と呼ばれた少女の、幸せ

【カクヨム転載・カクヨムコン参加中】 ──逃げなくちゃ、私が、誰かがあの門を開けてしまう前に── 名のない少女は『贄』と呼ばれ、とある貴族屋敷の中で囚われの生活を送っていた。少女の周りにいるのは『贄に関わるな』と命じられた使用人だけ。物のように扱われ、遠巻きに嘲笑される日々。 そんな中、使用人....
著者 : 紬夏乃