偽装カップルから始まるラブコメ

俺には、超がつくほどの完璧美少女の幼馴染がいる。
近所で年の近いかわいい女の子に恋をするのにはそう時間がかからなかった。そして長年募らせた想いを中学の時に告げた。
しかし、返ってきたきた答えは、「え? ごめん、付き合うとかは無理かな」という俺を絶望に落とす言葉だった。
それから高校生になり、隣の家の美少女と幼馴染を続けながらも異性としても意識は薄れていった。
今でも良き隣人、異性の友人といった関係だろうか。
そんな幼馴染がいるものだから俺には中々、彼女ができないでいた。
もし俺に彼女ができたら幼馴染がどんな反応をするだろうか。俺も彼女が欲しいな。そんなことを考えている時だった。
放課後の空き教室。
好きな人にフラれ、泣くアイツを見た。
そして俺は気がつけば、とんでもないことを口走っていた。
「──俺と恋人にならないか?」
これは俺がアイツと偽物の恋人になって、アイツの幼馴染を振り向かせるために頑張るお話。
あれ? なのに、俺の幼馴染の様子が何かおかしくありませんか?
※この作品は「大好きな幼馴染を振り向かせるため、偽装カップルになりました」の修正版になります。…続きを読む

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