ヒストリカルの小説一覧

小説家になろう

貴方が一度も呼ばなかった、私の名前

 婚約してから6年。婚約者グレゴワールは、私の名を一度も呼んだことがない。「ねえ、君」「お前」「あの方」——彼の口から零れる呼び方は、いつもそれだけだった。彼は笑って言うのだ。「君の名前、覚えるのが下手で」と。  王宮の冬の夜会。彼が4度目の「ねえ、君」を口にしたとき、兄ジョスランが大きな書類鞄を....
著者 : 夢見叶
小説家になろう

ご病弱な令嬢、と仰った貴方様へ。神殿の診断書、ご一読ください

 幼少から「病弱」と家族に呼ばれ、心配されてきた伯爵令嬢シャルロット。  舞踏会の控えの間で、5年来の婚約者は、シャルロットの妹を抱きしめながら告げた。「お前の薄い体では、世継ぎは産めまい」――。  シャルロットは深く一礼し、その夜、神殿に向かった。実は彼女には、家族の誰も知らない、もう一つの身....
著者 : 夢見叶
小説家になろう

「短編版」「命の番」ですって?大変ですわ、神殿に正式照会いたしましょう

「ヴィオレッタ・ハイゼンベルク公爵令嬢、貴女との婚約は破棄させていただく。私はミレーヌ嬢と『命の番』であると神託が下されたのだ」  王太子ジルベルト殿下の宣言を、私は紅茶を一口含んでから受け止めましたわ。  殿下と男爵令嬢の3ヵ月にわたる密会は、王宮の使用人なら誰もが知る公然の事実。  ようやく公....
著者 : 夢見叶
小説家になろう

わたくしが努力していたのは、あなたの為ではありません

「僕に認められたくて必死な姿、実に滑稽で可愛いよ」 垢抜けデビューで勘違い男と化した幼馴染・ロベルトに「自分に執着する田舎娘」扱いされるアンジェリカ。 彼が連れてくる「都会の優れた令嬢」たちと比較され、馬鹿にされる日々。腹立たしいけれど、王都の淑女に必要なものは全部吸収してやる――そうして刺繍も語....
著者 : ばぅ @1/8シゴデキ令嬢アンソロ発売
小説家になろう

契約妻は契約妻らしくしていろと言われましたので、婚姻契約書第十七条に従いました

帝国の名門エセルバート公爵家に契約妻として嫁いだ私に、夫君は初夜の翌朝こう告げた。 「君は契約妻だ。私の心は隣領のリーゼ嬢にある。契約妻は契約妻らしく、家を整え、子を産まず、私を煩わせるな」 かしこまりました。それでは、契約書の通りにいたします。 我が家ローゼンタール伯爵家には、初代当主が定め....
著者 : 夢見叶
小説家になろう

【完結】宰相と黒騎士の結婚と離婚とその先【書籍発売中】

魔獣やドラゴンを狩る黒騎士として日々戦う女騎士・リィナは重傷を負い、騎士団からの解雇を言い渡される。 戦うことに疲れたリィナは傷を癒しながらの隠退生活を決め、身の回りの整理を始める。 そして、見舞いに来た師匠の言葉に思い出す、自分には「夫」という存在がいたことを。 ---- 諦め癖のある事なかれ主義....
著者 : 高杉なつる
小説家になろう

え〜婚約者さん厳しい〜(笑)私ならそんなこと言わないのになぁ

「え〜婚約者さん、厳しい〜。私ならそんなこと言わないのになぁ」 小言の多い私を笑い、マウントを取ってくる幼馴染令嬢。私が言葉に詰まっていると、豪快で声のデカい婚約者が笑い飛ばした。 「そうだな、だからお前は未だに婚約相手が決まらないんだろうな!」 悪気ゼロ(?)の大声正論パンチで、幼馴染をバッサ....
著者 : ばぅ @1/8シゴデキ令嬢アンソロ発売
小説家になろう

"病弱な幼馴染"を完治させたら、なぜか怒られました

「ルードル様、大変です!レニ様がまたお倒れに!」  婚約者であるルードルには「灰白病」という厄介な病気を抱えた幼馴染のレニがいる。甘いデートはいつも彼女の急な呼び出しによって邪魔され、その度フラウはずっと我慢を強いられていた。しかし、フラウはただの令嬢ではなく、薬師でもあるのだ。ある日ついに、彼女....
著者 : ばぅ @1/8シゴデキ令嬢アンソロ発売
小説家になろう

クズ夫に寄生虫と罵られた妻の三年後

「知っているか?君のような女を寄生虫というらしいぞ」 遠征から帰った夫に突然離縁を告げられた辺境伯夫人エルゼ。持参金も自由も奪われたまま十七年間領地を守ってきた彼女は生きていけないと戸惑うが、夫は妻として尽くしてきたエルゼを寄生虫とののしり、「三年で準備して出ていけ」と言い放つ。裏切られたエルゼは、....
著者 : まえばる蒔乃
小説家になろう

侯爵令嬢レベッカの追想  殺人事件の被害者になりたくないので記憶を頼りに死亡フラグを折ってまわります

260万突破しました! ありがとうございます。嬉しいです。読んでくださる方々には感謝しかありません。 日本の地方都市で暮らす文子は、一冊の本をきっかけに自分の過去世を思い出す。 地球とは異なる世界で、侯爵令嬢レベッカとして生きていたが、その人生は不幸の連続で最後には殺人事件の被害者になってしまう....
著者 : 北村 清