え、宮廷【結界師】として国を守ってきたのにお払い箱ですか!?~結界が破られて国が崩壊しそうだから戻って来いと言われても『今さらもう遅い』エルフの王女様に溺愛されながらのスローライフが最高に楽しいので~
「聞こえないのか? 貴様はクビだと言ったのだよ」
宮廷結界師として国に仕えていた俺――リットは、ある日クビを宣告される。
結界師は国の守りのかなめとも言える重要な職人だが、この国の王族はそんな事実を忘れ去っていたのだ。
「俺を追放して、本当に国は大丈夫なのか?
結界のあちこちに綻びが出てい....