小説家になろう まったく話を聞いていない侯爵令嬢のお話 王城の一室、大きな円卓を備えた密室とも言うべきそこで、イラム侯爵嫡子ヴィクトル・ポワティエが厳つい顔をして私、ラーブル侯爵令嬢ジェルリンデ・ド・ラーブルを睨みつけていた。 でもそれはきっと——ヴィクトルったら、ひょっとして公衆の面前でプロポーズをしようということよね!!! 天然のトラブルメーカーであ.... 著者 : ルーシャオ 2022.09.22 小説家になろう