公女殿下の参謀様 〜『厄災の皇子』と呼ばれて忌み嫌われて殺されかけた僕は、復讐のために帝国に抗い続ける属国の公女殿下に参謀として取り入った結果、最高の幸せを手に入れました〜
メルヴレイ帝国の第三皇子として生まれた“ヴァレリアス”は、両親と異なり黒髪と黒い瞳を持っていること、その誕生と引き換えに聖女と呼ばれた母親が亡くなったことにより、“厄災の皇子と呼ばれ、忌み嫌われていた。
そんな彼が七歳の頃、隣国のサヴァルタ公国と戦になり、その一年後、その戦をきっかけにヴァレリ....