「どっちだと思う? ──ボクの、性別」
アヤのキスは、とてもとても甘かった。唇の隙間から入ってきたアヤの舌ですら、とろけるように甘かった。
わたしには、夫しかいなかった
愛したのもこれから愛するのも、夫だけ
そう思ってきた
なのに──
「皐月さん……」
惹かれてしまった、夫以外のダレカに
男と女が惹かれ合うのは、本能? それとも魂?
だとしたら
男とも女ともわからない、アナタに惹かれたわたしは
人間として、欠陥品だね
※表紙画像:ミカスケ様(フリーイラストより使用させていただいております)
※オトナ恋愛。タイトルは「性別ナシ」という意味で、性的な意味ではありません
読者様のペースでお楽しみくださいませ??
レビュー