冥界加速・星女神(ほしめがみ)

 西暦二一〇〇年代の初頭に地球に小惑星アポフィスが落ち、それを契機に広範囲に渡って核戦争が勃発した。
 社会の荒廃は二二〇〇年代まで続いたが、人類は統一政府である『人類統合政府』を設立と人工知能との間で締結された『火星条約』の後ろ盾により宇宙開発を強力に推進。人類社会は、ようやく復興の途についた。
 二二〇〇年にはの開発が、二三〇〇年代に入ると木星圏の開発が始まり、人類はそこを新たなる故郷として生活を営むようになっていった。
 一方で、アポフィスの悲劇を繰り返さないため、人類統合政府は宇宙軍を設立。宇宙軍は強力な宇宙戦艦や宇宙空母を有し、降り注ぐ小惑星から植民星を守るために活動を行っていた。
 この戦艦や空母には、銘々規則が存在し、すべての大型艦は女神の名前を冠していた。
 二六一四年。
 一隻の画期的な宇宙空母が就役した。
 艦名は「イザナミ」。
 従来の艦を大きく凌駕する高速性能を誇るこの艦は、人類統合宇宙軍が導入した、初めての完全無人空母であった。

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